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高低差のある敷地に建つ家

第3話 別案プレゼン

2017.6.28

前回のA案とは別の案を作成してもらえないかとお電話があり、再度ヒアリングを行いました。
主な要望は以下の通り。

  • 地階RC造の上は庭とし、上側敷地に2階建ての木造を建ててはどうか。
  • 駐車場には屋根が欲しい。
  • 地階の倉庫はもう少し広くしたい。中にカウンター状の机が欲しい。
  • 家事動線は短い方が良いので、水廻りを近づけたい。
  • オール電化とし、太陽光発電パネルを屋根に設置したい。
  • パントリーはもう少し小さくても可。
  • ロフトは無くしても可。
  • 主寝室は7.5〜8帖程度で、書斎は無しでも可。
  • 家庭菜園はもう少し広いと良い。

A案が予算をオーバーしそうなので、建物をもう少し「普通」に寄せることで、コストダウンを図りたいご様子。初回プレゼン(A案)までは無料だが、再プラン提案は有料になること、ただし、本契約をいただいたら再プラン提案の費用は無料とすること、などにご了承をいただき、次回ご提案することになりました。


2017.7.23

前回のヒアリングを元に、再プラン(B案)のプレゼンを行いました。


配置図兼1階平面図
要望通り、地階RC造部分の上を屋上庭園として上部地盤とほぼ同じレベルとし、上部地盤上に木造2階建ての主住居を建てる案です。ただ、地階RC造部分と木造部分が上下に重なっていないので、渡り廊下が必要となります


地階と2階平面図
擁壁兼用となる地階は、少しでもコストダウンができるように土留め側の形状を単純化しました。また、階段は最小の面積にできる螺旋階段としました。


断面図
階段と一体になった吹抜が光と風の通り道となります。





各外観パース
当然ですが、地階RC部分は擁壁を兼ねた駐車場に見え、擁壁の上に普通に住居が建っているように見えます。駐車場で車がRC造からはみ出る部分にはガラスの庇を設けました。屋上庭園により広い庭が確保できます。


階段付近からLDK、吹抜を通して屋上庭園方向を見る。



木造部分単体だけをみると、A案は平屋ですがB案はほぼ総2階建てとなり、基礎や屋根の面積が減ってコストダウンできたかのように見えます。
しかし、基礎に関して言えばA案の半分近くを地階RC造が兼ねており、B案でも実際にはそんなに減っていません。また、逆にRC造の上に屋根がある木造が乗らなくなったので、RC造の上に防水工事が追加で必要となる上に、屋上庭園を造る費用も追加となります。さらに坪単価が高いRC造部分の面積が増えており、結果としてA案よりコストが上がっています。


もちろん、先日の要望はコストダウンだけが目的ではありませんが、さすがにこのB案のままではダメだろうと思い、あわせて以下のB2案を提案しました。


B2案 平面図
とにかく坪単価が高いRC造部分のボリュームを減らすことがコストダウンに効果的と考え、擁壁、玄関、倉庫としての機能を満たす最小限のものとしました。
そのため、駐車場の屋根はアルミ製の既製品カーポートとし、地階にあったジムスペースは1階の主住居に移動しております。


B2案 南東側外観パース
駐車場がカーポートになった以外は、B案と大きくイメージは違わないと思います。


B2案 鳥瞰パース
RC造部分が小さくなったため、屋上庭園も小さくなってしまいます。


B案からコストダウンを図ったB2案ですが、ザックリ坪単価で計算するとA案とそんなに違いが無さそうです。



正式な設計依頼をいただきました。
今後の方針としては、A案を基本として全体の面積を減らすなどしてコストダウンを図ることになりました。また、既存住宅の解体も合わせて費用がどれくらいかかるか知りたいとのことでしたので、A案改=C案が出来次第、工事概算見積をすることになりました。

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