2011.5.20
前回打合せでの変更要望を反映した図面と外観デザイン案のパースを作成しましたので、基本設計打合せをしました。
外観の提案は2種類しました。(B1案:右下)白い塗り壁を主体に、左手のボックスを木製サイディングを焦げ茶に塗装。アプローチ部分の幕板と柱も木製ですが少し明るめの色としました。(B2案:左上)左手のボックス部分を石目調のセメント系タイルにしてみました。アプローチの庇を少し延ばし、庇から下の部分を木製サイディングとしています。壁にメニューなどを掲げると良いと思います。
主な確認事項・変更要望・検討事項など
- 外観に他の店舗にはない色使いをしたい。ターコイズ色などを使えないか検討する。
- 待合いの窓の外は砂利敷きの駐車場なので、店内からの見た目が良くない。外部に植栽を設けて視線をさえぎり、直射日光もある程度制御する。
- ヘッドスパはもっと個室感を出したい。シャンプーエリアとの間仕切りは上部開放ではなく完全に壁とする。スタイリングエリアとの間仕切りは塞がないが、ホールデンゲートのようなものか、フェンス+ドアとしたい。
当物件の施工業者は施主指定なので、連絡先を教えていただいた。
地盤保証の関係で地盤調査もその施工業者でお願いするとのことで、早い段階で地盤調査をお願いすることにした。
2011.5.30
外観の変更案パースができましたので打合せをしました。
(C1案:上)B1案を基本に、アプローチの柱と玄関ドアにターコイズ色を入れてみました。建物最上部にパラペットモールを入れてアクセントを付け、アプローチ幕板は本体メイン部分と同じデザインとしました。
(C2案:下)雰囲気を変えて古い倉庫を改修したようなイメージのものを提案してみました。大きなボックス部分を倉庫に見立てて柱梁が外部に露出したデザインとし、小さなボックスとアプローチ庇部分を増築した感じとなるように、ボックスの外壁は木製サイディング、アプローチ庇は鉄骨にターコイズ色を塗り、あえて素材感を変えてみました。
また、お施主様からも外観イメージの絵をご用意いただき、あわせて検討しました。
結果、外装は下記の仕様に仮決定しました。
- 全体を白い塗り壁とするが、裏側は同系色の窯業系サイディングとする。
- 巾木、アプローチ幕板、サッシは黒色にして、全体的にモノクロとする。
- 小ボックスのパラペット上部に飾り手摺、同壁面に飾り梯子を設ける。
- 東面の壁面サインは取りやめ、アプローチ庇の上に自立型のボックス文字サインとする。
- 北・西面の壁面サインは、銅板腐食風の地板の上に箱文字取り付けに変更し、壁出隅で北面サインと西面サインが一体となるようにする。
- ターコイズ色の使用は取りやめる。
内部仕上、家具仕様、設備仕様についてのご要望をお聞きしました。
美容機器や電化製品の配置によるコンセントの位置や、使い勝手による家具内部の棚配置を確認しました。対面ドレッサーは同時に2台のドライヤーを使う可能性があるので、専用回線にしてアンペア数にも要注意です。
本日お聞きした内容をもって、予算の目処を付けるために施工業者に概算見積を依頼することになりました。お聞きできなかった細かい部分についての仕様はおまかせいただくことで概算見積することになるので、次回の打合せでは概算見積用の図面を提示し、各仕様のご説明と外観パースを提示します。