2014.7.13
前回の打合せによる変更図の提出とご説明、衛生設備機器(便器や手洗器など)の提案などを行いました。
1階便所の便器
来院者が使用する便所の洋式便器はタンクレスタイプで提案。スッキリとしたデザインで室内を広く使えます。
その他、便所内の手洗器や手摺、バックヤードと休憩室の流し台、水栓金具もプレゼンシートやカタログ等にてご提案しました。
1階便所は患者さんが使われるので、運用方針なども含めて特に念入りに検討・確認が必要です。
主に下記のようなことを確認します。
- 便所内は上履きスリッパのままか、便所用のスリッパ等に履き替えるようにするか。
- 擬音装置(音姫など)を設けるかどうか。
- 手洗いの石けんは専用設備(水石けん入れなど)とするか、ポンプ式ハンドソープを置くか。
- 手洗いの水栓は自動水栓とするか、レバー式とするか。
- タオル掛けを設けるか、ペーパータオルとするか、ハンドドライヤーとするか。
- ベビーシートや着替え台を設けるかどうか。
- 便所内に収納を設けるか、防犯対策として設けないか。
- 非常呼出(ナースコール)を設けるかどうか。
サイン(看板や室名札など)の提案もしました。
以前から建築主に「院名はそのままですか?」「ロゴマークはつけますか?」「イメージカラーなどお考えですか?」など、接骨院のブランディングについての話をしていたのですが、おおよそ方向性が見えてきたので、サインのデザイン案を提案しました。
デザインは基本的な要望だけをサインのデザイナーに伝えて、細かいところはお任せしました。
まずは院名ロゴとマークの提案です。
ロゴ PLAN A
PLAN Aのマークは、建築主からいただいた手書きの案を元に作成したものです。
華やかで優しいマークを落ち着いた配色とし、女性らしいロゴに仕上げています。
ロゴ PLAN B
マークは院名の「K」をモチーフに、円は地域(人の輪)を表し、花は痛みから開放された患者を表現しています。地域に根付き、頼られる接骨院をイメージしました。
ロゴ PLAN C
PLAN Aの華やかさを引き継ぎながら「接骨院らしくないもの」として美容院やブティックのようなマークに仕上げました。
ロゴ及びマークの検討は今後していただくとして、
とりあえず仮にPLAN Aとして作成したサインの提案です。
屋外の独立看板です。
工作物の確認申請が不要となる高さ4m以下としました。看板面は木の小巾板を張ったイメージのようです。
建物外壁に取り付ける看板です。
エントランス上の幕板部分と、北側から道路を走行してくる車からよく見えるように北側外壁の2階部分の2ヶ所に設けます。南側は独立看板がよく見えるので設けませんでした。
それぞれ取り付ける外壁の色に合わせて映える(よく見える)ような色にしています。
室名札などの内部のサインです。
エントランスから待合付近だけの最小限で提案しました。治療室から中は基本的に先生方が案内をされると思いますので特室、和の治療室にも室名札を設けませんでした。2階はほぼスタッフエリアなので設けていません。
(平面図で文字化けしていますが、元々のデータからです。)
ここでの主な追加・変更要望は
- ロゴ及びマークは「PLAN A」を基本とする。ただし、ロゴ、マーク共に線が細くて遠くから見えづらいので、イメージが崩れない程度に太くする。
- 独立看板の板面色は計画案パースのピンク色がよい。
- 受付に管理者を表記した診療案内板が必要。(保健所対策)
- 診療案内は、休日や開院時間を変更した場合に容易かつ安価に更新できるようにしたい。
- 特室、和の治療室にも室名札がほしい。
- 2階多目的室の利用者対策として、2階便所にもピクトサインがほしい。
また、地盤調査の結果を報告しました。
概ね均質な地盤構成で、全体的におよそ深さ1〜2mにおいて軟弱な層が見られるので、柱状改良または鋼管杭による地盤補強が必要であることをお伝えしました。