CONCEPT

私たちがご提案するのは「家」ではなく、そこでの「暮らし」です。

どんな家にしたいですか?
「広いリビング、対面キッチン、6帖の子供部屋が2つ・・・」このような希望を持たれることがありますが、その希望には理由があるはずです。例えば、「広いリビング」は、ホームシアターで家族みんなと映画を見たい。友達を呼んでホームパーティーをしたい。「対面キッチン」は、家族の様子を見ながら、あるいはテレビを見ながら家事をしたい、など。
間取りや部屋の型式・広さは、手段であって目的ではないはずです。

そこでどのようなことをしたいですか?
そこには誰がいますか?
そこでどのような時間を過ごしますか?

理想とする暮らしのシーンを話してください。
理想とするシーンはお客様、ご家族によって千差万別です。
私たちがご提案するのは「誰もが良いと思う家」ではなく、「お客様・ご家族のためだけの理想の暮らし」です。

敷地を活かす

家は敷地の上に建てますが、敷地はひとつとして同じものはありません。
狭小地や変形地、傾斜地はもちろんのこと、同じ敷地が並んでいるように見える住宅団地でもやはり違う場合があります。
私たちは計画前に敷地に行き、敷地内外の工作物や樹木、道路との高低差、隣地や隣家の状況、周辺地域の環境や景観などの状況だけでなく、陽のあたり方、風の流れ方、視線の抜け方など、その敷地の特性を見極めます。その特性を活かし、その敷地だけの、その敷地ならではの住まい・暮らしをご提案します。

デザインのバランス

ここで言うデザインとは見た目だけではありません。
私たちは「使いやすさ」もデザインしますし、「性能」もデザインします。
すべてが高い水準を確保できれば最高なのですが、物事には相反するものがあります。
「使いやすさ」と「見た目のデザイン」、「機能・性能」と「コスト」などが分かりやすい例ですが、どちらかを選ぶのではなく、私たちはそのバランスを検討し提案します。目に見えるものだけを指標とせず、時間(使用頻度やライフサイクルなど)も考慮します。家全体はもちろんのこと、部屋単位、部位単位、物単位で検討を行います。

店舗などの一般建築

ここまで「住宅」を想定してお話していましたが、住宅以外の店舗、診療所事務所などの一般建築においても基本は同じです。「お客様」や「ご家族」が「スタッフ」や「利用者」になり、「暮らし」が「作業」や「利用」になるだけです。
利用者が利用しやすく快適な空間とスタッフが作業しやすい環境の創造と、外部へのアピールするためのデザインやブランディングのお手伝いをいたします。

お客様へ

私たちは一級建築士の夫婦ふたりの小さな設計事務所です。
設計事務所は敷居が高いと思われてしまいがちですがそんなことはありません。友達の家に遊びに行くような、そんな風に気軽に来ていただけるようにと思い、事務所の名前を「設計事務所」ではなく「建築士事務所」ではなく、「設計室」と名付けました。

どうぞ、お気軽にご相談ください。

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