ヒアリングから約2週間後、最初のプラン(A案)を提案しました。
概ねお施主様の要望はクリアしていたのですが、54坪程度に抑えるために(実際は約55坪になってしまいましたが)廊下などの面積をなるべく少なくした結果、階段の位置が限定され、その動線に少し難ありでした。
そこで、なるべく現状の間取りを大きく変更しない方向で、階段の位置を変更して提案したのが下記のB案です。
まず外観。瓦葺きの大屋根と木製サイディング、白い塗り壁により古民家風のデザインとしました。
大屋根を利用したリビングの吹抜に階段を配置しました。
金属製の軽快な階段が印象的な空間を演出します。
中央奥にキッチンが見えますが、A案ではその奥に階段がありました。
リビングからキッチン方向を見ます。
スケルトンの階段はウッドデッキへの視線や風をさえぎりません。
リビング正面の壁は65インチのTVを置いてもまだ余裕があります。
ダイニングテーブルは置かないので、キッチンの対面部をバーカウンター風に利用します。(画像右側)
キッチンの正面である窓際には、子供の勉強机兼遊び場となる共同カウンターテーブルを設けました。
キッチンからはリビング、共同カウンターテーブル、ウッドデッキを見渡せ、家事をしながらも子供に気を配ることが出来ます。
コの字に配置した建物と縦格子に囲まれたウッドデッキは、プライバシーも確保された第2のリビングとなります。