2014.11.16
地鎮祭を行いました。
着工はもう少し先なのですが、お日柄や建築主の休業日などを検討して早めに行うこととなりました。この日はとても寒く、風も強い日でしたが、神聖な儀式を前にとても気が引き締まる思いです。
2014.12.10
いよいよ着工です。まずは地盤補強工事です。
今回は、鋼管杭による地盤補強としました。
地盤調査の結果から、基礎下より深さ3mまで鋼管杭を打ち込みます。
2014.12.13
基礎の配筋検査を行いました。
今回の基礎は、最近の木造住宅によく採用されるベタ基礎ではなく布基礎としました。
布基礎を採用した理由は、1階の床高と地面との高低差をなるべく抑え、かつ基礎梁せいを確保するにはベタ基礎より適していると判断しました。
布基礎はフーチングと呼ばれるベース部分、立上りと呼ばれる基礎梁部分、今回は床となる土間部分と3回に分けてコンクリートを打設する必要があるため、基礎工事期間が長くなりますが、構造の観点から基礎の配置が単純化しやすく、鋼管杭も少なくなります。
ベタ基礎とするなら、今回の場合は逆梁型とすることで同様の基礎とすることはできます。
この場合ならコンクリートは1回の打設で済み、工期短縮のメリットはありますが、コンクリートも鉄筋量も多くなるなどコスト的なデメリットが大きいと考えました。
ベタ基礎は基礎梁で囲まれたベース部分の面積に限度があり、そのため基礎梁が増え、鋼管杭なども増える傾向にあります。
本日の配筋検査はフーチングのコンクリートを打設する前の検査です。
立上りの型枠はまだですが配筋は終わっており、アンカーボルトもしっかりした固定はまだですが、立上り配筋に配置しておりましたので併せてチェックします。
先日打設した鋼管杭の頭が見えています。
鋼管なので中は空洞ですが、不要な土やコンクリートが入り込まないようにきちんとフタがしてあります。
2014.12.26
施工業者と木造躯体のプレカット図面の打合せをしました。
このプレカット図面を基に建物の骨組みが決定してしまいますので、とても重要です。
指摘事項が数点ありましたので、訂正を依頼しました。
2015.1.20
基礎型枠を脱型したので基礎の出来高を確認しました。
コンクリートは密実でジャンカ等もなく、とてもきれいでした。
昨日、雨が降ったので基礎に水が溜まっていますが、ここは和室になるところです。
和室の畳は他の部屋の床仕上げよりも厚みがありますので、その分下げてコンクリートを打設します。コンクリート打設前にも確認しましたが、再度アンカーボルトのチェックをしました。位置、高さ共にOKでした。
このプレートは、内部の独立柱を留め付けるためのプレートです。
この部分は柱の下に土台が無いため、柱脚を固定する方法としてこのようなプレートをあらかじめ基礎に埋め込んでおきます。