2014.7.27
設計図面がほぼ出来たので工事見積前に、今までの打合せのまとめとして各種仕様確認と、詳細部分のご説明をしました。
1階平面詳細図
治療室の収納(特室出入口付近)は天井いっぱいまで収納とし、扉は壁に近い色として目立たずに壁と一体となるようなデザイン・納まりとしました。BGM用ラジオは治療機器置場の上部デッドスペースに造付棚を設け、そこに置くようにしました。
和の治療室は床の間の垂壁と出入口のまぐさをR形状にしてモダンな茶室のような設えとしました。
2階平面詳細図
物入は休憩室側から出入りしたいとの要望から、動線確保のため冷蔵庫の置場を移動しました。奥行きが浅い小型の冷蔵庫ならキッチン横にも置けそうです。
その他、建具表、天井伏図、展開図、部分詳細図、設備図などで、各仕様やどのように見えるのかなどをご説明しました。
ここでは、受付の造付家具の一部についてご覧ください。
受付 家具平面図
受付カウンター、作業用カウンターからカルテ棚置場、パソコン置場までを一体のL型カウンターとし、連続するようにコピー置場、収納棚と並べて、コンパクトなスペースでも最大限の作業スペースとスッキリした収納で、有効活用できるようにコの字配置としています。
エントランス、待合側の来院者からは雑多のものが見えにくいように配慮しました。
受付 収納棚、コピー置場詳細図
収納棚は天井いっぱいまであり、全て扉を設けてスッキリ見えるようにしました。
持込書類入れ2台が収まるように奥行き、側板や棚の位置を決めています。
コピー機およびプリンターはイスに座ったまま紙の取出しができるように棚の高さを設定しました。棚は取り外し出来るようにして、機器や配線の入替、機器の変更により場合によっては棚の高さを変更できるようにしています。
前回のサインの変更要望に基づき、サイン変更案をご提案しました。
屋外の独立看板です。
マークおよびロゴ書体を太くし、板面色を赤に近いピンク色(画像では真っ赤に見えますが・・・)にしました。
建物外壁に取り付ける看板です。
同様にマークとロゴ書体を太くしています。マークの花や葉は色がついていましたが、遠目だと色が飛んでしまい分からなくなってしまう恐れがあるため、単色としました。
内部のサインです。
診療案内板は将来診療時間などの変更時に、貼り替えが出来るようにカッティングシート貼りに。特室(特別室)と和の治療室(特別整体室)、2階便所にも室名札を追加。管理者表示の案内板は受付カウンターに置くフォトスタンドタイプとしました。(画像は今回の打合せによる下記の変更要望をデザイナーに指示するために追記したものです。)
ここでの主な追加・変更要望は
- 独立看板の板面色はもう少しピンク寄り(マゼンダ)にしたい。最下部に電話番号を表記する。
- ロゴマークと院名フォントはもう少し太くできないか。
- 特別室の室名札は、ロゴマークをモチーフにしたエレガントなデザインに変更。
- 特別整体室の室名札は、和室のイメージを強調したものとしたい。
- 2階便所の室名札は、文字ではなくピクトサインに。
- 2階多目的室の利用者対策として、2階便所にもピクトサインがほしい。
図面については、一部の建具仕様の変更要望とエアコンの仕様についての検討要望がありました。上記のサインの変更と合わせて、全ての変更が完了次第、工事見積依頼を行うこととしました。